パワハラ

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第88柱 『どこにでもオカシイ人はいる』

どこにでもオカシイ人はいる。どこにでもオカシイ人はいる。(絶対!)「オカシイ人」とは、勿論、オモシロ人間のことじゃない。道徳のない言動や、粗悪な態度、自分のことしか考えていない人の事である。社会のルールがわからない?相手の気持ちがわからない...
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第86柱 『神は罰を与えない?』

神は罰を与えない?非難覚悟で云うが。ニュースで悲しい事件を見かけるたびに、思ってしまう。どうしても「誰か」が亡くならなければならない運命ならば、代わりに「悪人」が死ねばいい、と。だけど、実際は、「悪人」ばかりが得をする世の中で。「善人」ばか...
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第82柱 『強くなれ』

強くなれ。あれから、すぐに「退職願」を書いた。会社を辞めるつもりなど、微塵もない。だいいち、本当に辞めるべきなのは、ハラスメントをしているアク部長の方だ。退職届は、お守りだ。次に何かあったら、いつだって、アク部長の鼻先に叩きつけてやる。アク...
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第81柱 『笑いの神様』

未遂。一人、白い壁を見つめていた。西向きのアタシのお部屋。カーテンを閉め切りにすると、いつ日が昇り、いつ日が沈んだのか、いつが今日の終わりなのか、全くわからない。あれから、部屋で一人、ずっと考え込んでいる。一方的に、怒鳴られ、罵倒され、叱責...
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第80柱 『畜生』

畜生。全治2カ月。肉離れの中では、結構、重症らしい。だけど、病院で、松葉づえを2本借りられた。大丈夫、これがアタシの足になってくれる。翌朝、会社へ出社し、まずは、経理の慶子さんや仕事を変わってくれた同僚たちへ詫びた。皆、色んな思いがあるだろ...
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第79柱 『SOS』

SOSアタシが、足を怪我しようが。アク部長が、逃げてしまおうが。目の前の仕事が消えてなくなるわけではない。誰かがやらなければ、それは結局、後でアタシの首を絞めあげるだけだ。よし。やるしかない!まずは、最も信頼している経理の慶子さんへSOS。...
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第78柱 『敵』

目に見えない敵。あの忌まわしい事件が起きたのは。「コロナ感染症」が、世界中を混沌に陥(おとしい)れ始めた頃のことだ。コロナは、アタシ達の生活様式を大きく変えてしまい、在宅勤務やリモートワークを余儀なくされ、アタシは、それに対応できるシステム...
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第77柱 『そして、皆、いなくなった』

そして、皆、いなくなった。アク部長が就任してからというもの。スタッフの入れ変わりが、激しくなった。(アク部長については、第69柱 『悪魔が上司になるなんて』参照)この短期間だけでも。出向者は、精神科へ通い始めた者・1名、理由をつけて本社に戻...
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第74柱 『弱い犬ほどよく吠える』

弱い犬ほどよく吠える。「会社、辞めたい」最近、思わず、口をついて出てしまう。アク部長がパワハラで人々を支配するようになってからだ。「まこちゃんが辞める必要ないわよ。辞めるのは、アク部長の方よ」経理の慶子さんが、優しく言い放つ。彼女は、笑顔も...
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第72柱 『ハラスメントをしている本人には自覚がない?』

ハラスメントをしている本人には自覚がない?アク部長からパワハラを受け、先日、会社を去った男性から連絡が来た。(男性については、第70柱『会社なんて、誰か死ぬまで助けてくれない』を参照)今は、心も落ち着き、出向元で元気に働いているそうだ。男性...