映画のお仕事

映画

プロデューサー目線の男たち。

好きなことは仕事にしない方がいい?映画業界の片隅で働くアタシは、なるべく劇場で新作を観るように心がけている。同僚たちも同じ考えのようで、足繁く映画館へ通っている人も多い。なので、新作映画の感想を語り合う機会も多いのだが、そのたびに、アタシは...
なんでもない日常

オトナの未来。

飽くなき欲求。昔、師事していた巨匠と呼ばれる高齢の映画監督が、よくこんな話をしてくれた。「私は、あと2本、映画を撮る」資金が底を尽きようとも、高齢になろうとも、病魔に侵されようと、あと2本。「あと1本」とは云わない。「次が最後」とは絶対に云...
映画

はい。日本アカデミー賞 会員です。

輝け!日本アカデミー賞。先日、第47回「日本アカデミー賞」の正賞15部門の優秀賞 及び 新人俳優賞が発表された。来る3月8日の授賞式で、この優秀賞の中から、栄えある「最優秀賞」が発表されることとなる。この「日本アカデミー賞」。日本映画界に従...
なんでもない日常

あの頃のアタシは。

あの頃のアタシは。あの頃のアタシは。ある仕事で初めてプロデューサーを任されて、鼻息荒く、とにかく一生懸命だった。だけど、経験も、才能もない、ただの未熟者で、結果、泣かず飛ばずの有り様で。打ち上げもない帰り道。深々と頭を下げ、スタッフ達を見送...
スピリチュアル

第69柱 『悪魔が上司になるなんて』

悪魔が上司になるなんて。男は、常に危険な存在だった。(男については、第68柱『そして悪魔がやって来た』を参照)上層部の人間には、媚び諂(へつら)うが。弱い立場の人間には、徹底的に、威張り散らす。ゴツゴツとした厳(いか)つい身体。威勢のいい大...
スピリチュアル

第68柱 『そして悪魔がやって来た』

そして悪魔がやって来た。その男は。最初は、全く存在感のない男だった。50代男性、ある大手会社からの出向者である。出向者には、2種類いるようで、適材適所に配置され本領発揮する人と、会社としては不要な人材だけれど、クビにも出来ないのでと、関連会...
スピリチュアル

第44柱 私のあねご神様『ALIVE or DEAD』

サバイバル。「ほら。どんどん呑みなさい」口をつけたばかりのまこのグラスに、更に、ワインを流し込む花子先輩。呑ませ上手、注(つ)ぎ上手。自身もぐいぐいと呑み進めながら、何だか凄く嬉しそうだ。花子先輩がご機嫌なのは、何よりなのだが……。まこが誘...
スピリチュアル

第43柱 私のあねご神様『一匹狼』

一匹狼。「いつまでランチしてんの? 他の人が出かけられないでしょ!」ほーーーい。スミマセンでしたぁ。女帝・花子先輩に一喝され、ランチから戻った女性陣たちが、散り散りに逃げ惑っている。仁王立ちの花子先輩。よく見る光景だ。花子先輩は、長年この会...
スピリチュアル

第42柱 私のおじさん神様『DEEPな予感』

DEEPな予感。もう一度、映画界に就職すると心に決めてから、半年後。まこは、今、映画業界の片隅で働いている。引き寄せの法則は、偉大なり!働き始めたのは、映画の団体。映画界の仕組みを整えたり、業界全体を後方支援する会社で、映画界のVIP達が頻...
スピリチュアル

第41柱 私のもこり神様『スタンバイ』

スタンバイ。事務所が事実上の解散となり、突然の無職となった。当時32歳、独身。彼氏なし。貯金なし。仕事なし。うー。哀れの極みである。子供の頃は、32歳って、もっとずっと「大人」だと思ってた。多くの知識、多くの経験。何でも出来て、色んなモノを...