第124柱 『精霊馬・精霊牛』

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キュウリとナス。


アタシの実家の地域の「お盆」は、旧盆の8月13日から16日までの4日間。
ご先祖様を自宅にお迎えして供養する大切な夏の風習だ。


今年も、本日13日に、
提灯を吊り下げて、先祖の霊を迎えに行ったのだが、


こころで、ははん。
キミたちは、精霊馬というモノを知っているかね?


精霊馬(しょうりょううま)と精霊牛(しょうりょううし)は、
キュウリやナスを動物に見立てたお供え物のひとつで、
ご先祖様はこれに乗って、自宅とあの世を行き来するという。


キュウリ=馬。
ナス=牛。


自宅に迎える時には、
「早く来てね」と脚の早い「馬(キュウリ)」に乗せて。


あの世に帰る時には、
沢山の供物を乗せて「ゆっくり」戻れるように「牛(ナス)」に乗せるという。


なんか、こういうのいいよね。
先人たちの、先祖を想う細やかな感性に感動しちまうではないか。





お盆なんて関係ないよ、という人もいるだろうが。
たまには、あの故人に思いを馳せてみないか?


さぁ。
墓参りに行こう。


本日のまこメシ。


アタシがあの世に行った時のお迎えは。


ロケットに見立てた大根にして。

【父と晩酌の実家メシのまこメシ。】
・お刺身の盛り合わせ
・かつ丼(お惣菜)
・ゴーヤチャンプル
・桃
・日本酒(冷酒)


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先祖の御霊(みたま)に手を合わせ、


願うことは、これ一択だ。


どうぞ、平和で穏やかな日々が続きますように。


アタシも。


日本も。


世界中も。


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