なんでもない日常

彼女の世界には、好きなモノが溢れている。

好きなモノ。 その女性の口癖は、「私、○○○のこと、大好きなんです!」会うたびに、好きなモノが増えているんだ。かき氷。映画『ジュラシック・パーク』シリーズ。子供と猫の動画などなど。 彼女の世界には、好きなモノが溢れている。アタシも負けてはい...
映画

日本映画界のジンクス&『エルヴィス』ほか

日本映画界のジンクス。 日本映画界には、まことしやかに囁かれているジンクスがある。 それは、「過去最高の興行収入を叩き出した翌年は、大きな試練がやってくる」というものだ。 2010年。『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』など3D映画...
なんでもない日常

幸せ恐怖症。

幸せ恐怖症。 久しぶりに仲間と集まり、楽しい宴を催した金曜日。そして、昼まで眠りを貪(むさぼ)れる土曜日の、なんと幸せなことよ! だけど、あまりの幸せが少し怖くなり。勝手に一人で反省会。 幸せ恐怖症。幸せって、なんだか怖い……。 幸せの次に...
スピリチュアル

第60柱 私のあねご神様『夢を追う人』

夢を追う人。 映画に携わる会社で仕事をしていると。たくさんの「卵」たちが、アルバイトとして訪れる。 監督の卵俳優の卵脚本家の卵などなど。 彼らは、アルバイトをしながら、自主映画を制作したり、小さな舞台に出演したり、作品をコンクールに応募した...
スピリチュアル

第59柱 私のあねご神様『好きな人、嫌いな人』

映画祭。 その頃。ある映画祭で、「日本映画の旧作」部門を担当する事となった。 それまで、邦画の旧作を、殆ど観たことがなく。最初は、「え? クラシック映画のどこが良いの?」と思ったが。いやいや。日本映画が娯楽の頂点に君臨していた1950年代頃...
なんでもない日常

夏の初めは、カツカレー。

生命維持管理装置。 アタシは、夏が嫌いだ。暑いし。ジメジメするし。 そのせいで。夏も中盤に差し掛かると、いつも食欲が激減してしまう。 だからなのか?夏の「始まり」は、いつもカツカレーが食べたくなる。 おそらく、本格的な夏が始まる前に。アタシ...
スピリチュアル

第58柱 私の母さん神様『出逢い』

出逢い。 その頃。映画界で2度目の転職を果たしてから、数年が経過していた。 仕事量も多く、変わった人も多い業界だが、花子先輩やあしながさんなど同僚にも恵まれ、毎日が新鮮で、充実した日々を過ごしていた。(花子先輩は第43柱『一匹狼』、あしなが...
なんでもない日常

ストレスがないと、人はこんなに幸福を感じるものなのか?

嫌いな人。 金曜日。大嫌いな上司が休み。 これだけで、なんて幸福な一日なんだ。本当は、自分がこんな考えの人間になりたくはなかったが。嫌いな人なんて一人もいないよ、という生き方がしたかったが。 でも、これが、正直な気持ち。 どんなに頑張っても...
なんでもない日常

男鰥(おとこやもめ)のお楽しみ。

男鰥(おとこやもめ)のお楽しみ。 父の日だったので。週末は、北関東の実家へと帰省した。 母が亡くなってから、約20年。「まこ父」は、今も、男鰥(おとこやもめ)の一人暮らしである。 最初は、なーんにも出来なかった「まこ父」だが。今では。四角い...
スピリチュアル

第57柱 となりのお不動様『凄い霊能者③』

母の願い。 「今のところない」お不動様が、シラと告げる。 「して欲しいことは、特にない、と云っている」 え? そんな。お母さん!私にして欲しいこと。なにか、あるでしょ???例えば……。少し考え込んでから。心の奥に引っかかっていたあの質問を。...