なんでもない日常

紅茶と食器と元カレと。

紅茶と食器と元カレと。 元カレは、紅茶が好きな人だった。猫舌のくせにね。熱い紅茶にフーフー息を吹きかけている彼の姿を見るのが、アタシは好きだった。 だからアタシは、美味しい紅茶がいつでも飲めるよう、ガラス製の美しいティーポットを購入し、一人...
なんでもない日常

アタシだけ、有り難くない休日。

アタシだけ、有り難くない休日。 本日11月3日(木)は、『文化の日』で祝日だ。週の途中で出逢う休日は、本来なら、暦からの、有り難いサプライズ・プレゼントの筈なのだが。相変わらず、仕事に忙殺されているアタシにとっては、実に、迷惑な休日である。...
スピリチュアル

第72柱 『ハラスメントをしている本人には自覚がない?』

ハラスメントをしている本人には自覚がない? アク部長からパワハラを受け、先日、会社を去った男性から連絡が来た。(男性については、第70柱『会社なんて、誰か死ぬまで助けてくれない』を参照)今は、心も落ち着き、出向元で元気に働いているそうだ。男...
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自由と共に、生きていく。

目覚まし時計をかけないで寝る幸せ。 久しぶりに、目覚まし時計をかけないで寝た。たっぷりと幸せを含んだ朝が訪れる。 最近、急に寒くなってきたお陰で、ぬくぬくした布団の感触を、存分に楽しめたよ。 あと、もう少し。あと、もう少し。 最近、少し忙し...
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どんなふうに生きたいの?

どんなふうに生きたいの? 「死」は「生」の一部にすぎないと、あの人は云った。生き抜くために「死」は与えられるのだと。 喜びを味わうには、まずは、哀しみを知りぬくこと。幸福と不幸は、より合わせた縄のように、交互にやってくる。誰かの為にだけ生き...
なんでもない日常

心は痩せるが、身は肥える。

心は痩せるが、身は肥える。 昨日も、残業。今日も、残業。きっと、明日も残業だろうな。忙しいのは、アタシだけじゃないし。忙しぶって、申し訳ないのだが。 疲れた。ああ、疲れた。 帰りの電車が空いていたのをいいことに。一駅(2分)しか乗らない路線...
スピリチュアル

第71柱 『恐怖を感じる3分前』

恐怖を感じる3分前。 アナタは、幼い頃の記憶を、何歳くらいから持っているだろうか?幼児期健忘と呼ばれ、3~4歳以前の記憶を覚えている人は、殆どいないそうだ。 アタシの場合。幼少期の、日常の出来事は忘れてしまったが。恐怖を伴う体験だけは、鮮明...
なんでもない日常

あの人は、人を殺すだろうか?

あの人は、人を殺すだろうか? アタシは、混雑している郵便局が嫌いだ。並んだり、待ったりするのが、イヤなわけじゃない。忙しさのあまり、粗暴な態度をとる局員と対峙するのが、苦手なのだ。だから、いつもは、空いている時間帯に訪れるのだが。その日は、...
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砂のような人。

砂のような人。 我儘で、些細なことで怒ってばかりいるキミ。いつも周囲を蹴散らし、強い人だと思っていたよ。 だけど、誰よりも朗らかで、楽しそうに笑うキミ。結構、甘え上手でもあったよね。 喧嘩して、会わなくなって、わかったよ。キミは自分の心を見...
スピリチュアル

第70柱 『会社なんて、誰か死ぬまで助けてくれない』

会社なんて、誰か死ぬまで助けてくれない。 アク部長が就任してからというもの、事務所の中は、いつもシンと静まり返っている。誰も喋らないし、誰も笑わない。そう云えば、電話も来客も、めっきり減ったな。 アク部長が、ひと際ビクビクしている小柄な男性...