なんでもない日常

赤信号は渡らない。

それでも赤信号を渡りますか? 爽やかな朝。車が全く走っていない小さな道路。 何かに急かされるように、赤信号を渡る大人たちがいる。 それぞれ事情や考えた方があるだろうし。信号さえ守っていれば、事故がなくなるとは思っていないけれど。 ねぇ、だけ...
なんでもない日常

水曜の夜に。

折り返し地点。 平日勤務のアタシにとって、水曜日は、仕事のど真ん中。 疲れたな、明日はズル休みしちゃおうかな、なんて、邪(よこしま)な考えを抱くこともあるけれど。 はい、折り返し地点。週末まで、あと半分だ。 へなちょこ心と、萎えた身体で、よ...
映画

同じ穴の貉(むじな)。

バイオレンス映画。 「最近、家で、バイオレンス(暴力)映画にハマってます」 にっこりと微笑みながら、躊躇なくそう告げるお洒落な美容師さん。 「ボッコボコにされるシーンを観て、ストレス発散するんですよ。また、明日も頑張ろうって」 「えー、わー...
なんでもない日常

あらゆる食品が小さくなった。震えている。

騙された気分? 乳製品、菓子類、インスタント食品、調味料に至るまで、あらゆる食品が小さくなった。 一人。震えている。 勿論、多くの企業の自助努力も理解しているつもりだし、食品の値上げラッシュは受け入れている。 しかし。サイズや量を変え、値上...
なんでもない日常

どなたか医療関係者の方、いらっしゃいますか?

アタシに出来ることは? 帰宅途中の地下鉄で。けたたましいサイレンと共に、突然、電車が止まる。 後方の車両から、緊迫した女性の声が響いてきた。 「どなたか医療関係者の方、いらっしゃいますか?!」 なんだ、なんだ、と振り返る乗客の中、静かに手を...
なんでもない日常

昔の人。

新人女子の感想。 社内に、結婚30周年の人がいる。彼は、結婚当時、苗字を変え、婿養子に入ったそうだ。 古い価値観が溢れていた時代。なかなか勇気のいる選択だったかもしれないな。 でも、素敵だな。奥様の幸せを最優先したのだろうか?愛が一杯なんだ...
なんでもない日常

宵の明星。

金星。 日の入り後。西の空高く、圧倒的な明るさで輝いている星がある。金星(宵の明星)である。 あんな風になりたかったな。あんな風に輝きたかったな。 自分の人生を振り返り。何者にもなれていないことを寂しく思う。 だけど。何者かになれないと、人...
なんでもない日常

報われない日々。

報われない。 あの人が、ぽつり、呟いた。 「報われないな」 ふむ。どうやら、アタシだけじゃないらしい。「報われない」と感じている人、結構、多いんだな。 努力の仕方が間違っているの?見返りを期待し過ぎているの? ううん。キミの努力が足りていな...
なんでもない日常

どういう意味?

質問。 最近、入社した派遣社員の方がいる。30歳くらいかな?元気一杯、感じの良い女性である。 アタシはまだ、彼女と挨拶くらいしか交わしていないのだが、 彼女が一人、不安そうに会議の準備をしていたので、さり気なく仕事を手伝いながら、話しかけて...
なんでもない日常

人に教えるのは難しい。

お局様、頑張る。 新人の頃は、上司や先輩の指導に従い、ただひたすら、彼らの背中を追っていれば良かったのだが。 気づけば、アタシも、お局(つぼね)様。人に追われる(教える)立場になってしまったようだ。 毎日、誰かからの質問責め。だけど、自分の...