実家どうする問題。
遠い日の故郷の空。
草の匂い。
愉しかった幼い頃の日々。
思い出は色褪(あ)せず。
時は流れ、親も老い、
今は父が一人、ぽつり、暮らしている。
アタシは、いまだ独身で。
東京で一人、賃貸暮らしをしているが。
結婚して実家を出た姉が、ふとアタシに尋ねた。
「いずれは実家に戻るの? それとも、一生、東京で暮らすの?」
アタシは内心ぎくりとしたが、曖昧な返事をしながら笑ってみせた。
「うーん、まだ決めてないけど、定年過ぎたら、たぶん、ね」
認知症3年生の父。
今はまだ、深刻な状態には見えないけれど。
遠くない未来。
父はどうなっているのだろうか?
元気?
介護?
それとも、施設に入っているの?
いつか訪れる父との別れの後、
この家はどうするの?
売却?
アタシが住む?
その時、アタシは仕事を辞めているの?
どんな答えが正解なのか。
戸惑いながら、自分に問いかける。
ぐるぐるぐるぐる迷いは尽きず。
自分の未来さえまだ、
選べていないというのに。

本日のまこメシ。
何を食べるかは。
いつだって、きっぱり決められるのに。
【今日はぎょうざ、絶対、の本日のまこメシ。】
・ご飯
・卵スープ
・焼き餃子
・大根と練物の煮物
・ほうれん草のお浸し
・豆乳

今や、東京都内でマンションを購入するには、1億円を超えるという現実。
東京に残るという選択をしたとして、一生、賃貸で生きていけるのか?
では、実家に戻れば、いいじゃないか?
経済的なメリットとなり、未来の自分に安心を贈れるのは明白である。
だけど、今さら、親との同居は生活スタイルの違いから、互いにストレスにならないか?
だいいち、薄情なアタシに、親の介護なんて出来るのだろうか?
昔のように、田舎の風習に馴染めるのか?
家のメンテナンスといった課題も出てくるよな。
相も変わらず、ぐるぐるぐるぐる迷いは尽きず。
すぐには答えが出せそうにない。
実家どうする?
どうしよう?
正直、重い荷物は持ちたくない気持ちもあるけれど。
だけど、実家はただの「家」ではない。
アタシのココロが帰る場所でもあるんだ。

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