認知症の初期症状。
初めて、父の異変に気付いたのは、
父がレジで1万円札ばかり出すようになったときだ。
簡単な計算が出来なくなっていたのかもしれないな。
引き出しの中に、小銭(おつり)の山を見つけた時には、震えが止まらなかったのを覚えている。
アタシは父以外にも、仕事関係で認知症になった人を数名知っている。
今回は、その人達に感じた違和感(初期症状)について、語りたいと思う。
近しい人の異変にいち早く気付けるよう、参考にして欲しい。
① 記憶力の低下
まずは、なんと云っても「記憶力の低下」である。
人の名前、最近の出来事、会話の内容、打合せ日時など、頻繁に忘れるようになる。
これは、誰にでもある「物忘れ」とは明らかに違う。
優しい気持ちでジャッジしたとしても、「ギョッ」としちまうレベルなんだ。
昨日、誰かと電話で話したことは覚えているけれど、
「誰と」「いつ」「何を」話したかは、全く思い出せない。
昔のことはよく覚えているけれど、最近の出来事が思い出せない。
これは、アルツハイマー型認知症の代表的な初期症状である。
② 隠し事が増える
周囲からみたら、何事もなく生活しているように見えても、
おそらく本人だけは、「何らかの変化」に薄々気付いているに違いない。
だけど、それを認めようとしない。
そして、隠そうとするんだ。
だからなのか。
生活のちょっとした失敗を「内緒にする」ようになる。
申し込みをするのを忘れたとか、
実は、数日前に転んでいたとか。
以前だったら、普段のお喋りの中に盛り込みそうなことを、
悟られないように、
暴(あば)かれないように、
本人は、口を噤(つぐ)むようになる。
小さな隠し事が増え始めたら、それは、その人の不安の表れだ。
認知症の入口に立っているのかもしれない。
③ すり足歩行になる。
「最近、歩幅が狭くなった」「ふらふらと歩くようになった」といった現象は、
認知症の初期症状と云われている。
はい、その通り。
これは、認知症に限ったことではないが。
「あれ? あの人、すり足で歩き始めたぞ」と感じると、大体、数年で姿を見なくなることが多い。
現在、元気な人も、何もない場所で転ぶようになったら、注意が必要だ。
あの人は、「2ミリ」くらいしかない段差?でつまずいていたぞ。

本日のまこメシ。
何カレーか忘れた。
これも予備軍?
【今や定番!無印のカレーの本日のまこメシ。】
・『無印良品』何カレー?
・簡単サラダ
・フォカッチャ
・豆乳
・スイカ

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人生100年と云われるこの時代。
現在、日本における65歳以上の約5人に1人が認知症だと云われている。
勿論、アタシだって、他人事ではない。
いつ、手を上げることになるやもしれないんだ。
だけど、自分がそうなるより哀しいと思うのは、
自分の近しい人が認知症になること。
信じたくないし、信じない。
現実を受け入れられないんだ。
だからこそ、
普段から、近しい人と、互いによく見て、よく話しを聞くことが重要だ。
「小さな変化」にいち早く気づいて、
早めに適切な治療へと導いてあげられるかもしれないぞ。
恐れるよりも。
知るべきなんだ。
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