上司ガチャ。
季節みたいに入れ替わる。
気付けば、今の職場で、五人目の上司だ。
春のように優しい人もいたが、
梅雨みたいに湿っぽい人もいたな。
知ってるよ。
それぞれに良いところと悪いところがあることを。
だけど、アタシは、聖人ではない。
だから、ちゃんとあるのだ。
秘密の「上司ランキング」が。
あの人は、仕事は満点、だけどデリカシーがないからマイナス1点。
あの人は、仕事はイマイチだけど、優しかったので、ギリ入賞。
あの人は、仕事も性格も上々、記憶の中では株が高い。
あの人は、無能な上にパワハラ男、マイナス1000点。
そして、今の上司はというと。
あなたは多分、暫定ランキングで言うと、かなり下の方をうろうろしているよ。
会話が、キャッチボールにならないんだ。
こっちは直球を投げているのに、
なぜ、あなたは消える魔球になるのか。
いらいらする。
嗚呼、いらいらする。
だけど、この人もいつか、
思いがけず、加点される日が来るのだろうか?
するりと順位を上げる日がきたら面白い。
来なくても、まぁ、それはそれ。

本日のまこメシ。
口ばっかで働かない選手権があったら。
おそらく優勝。
【上司ガチャ惨敗の本日の晩酌のまこメシ。】
・タコとミニトマトのガーリック炒め
・ちくわチーズ大葉の揚げ焼き
・さつま揚げ焼き
・ゆず大根
・ビール

嗚呼、モヤモヤする。
けれど、同時に、「ああ、この感じ、前にもあったな」と思い出す。
当時も、眉間に皺を寄せながらいらいらしていたけれど。
だけど、時が経つと、「あの人はあの人で、きっと不器用だったのだろう」と笑えてくるから不思議だ。
記憶とは勝手なもので、
腹の立った場面は少しずつ丸くなり、
なぜか、あの人の変な仕草とか可笑しな口癖とか、
楽しい気分で思い出す。
だから、今の上司も、
「あんな人いたね」と、いつか笑って誰かに話すのかもしれない。
そして、「でもまぁ、悪い人ではなかったよね」と、
少し優しい気持ちで、思い出すのだろう。
さぁ。
今日も一緒に働いて。
ちょっとイラッとして、
ちょっと笑って、
たまに見直して、
また少し呆れる。
そうやって人と人は、
お互い、完璧じゃないまま、一緒にやっていくのだろう。
五人目の上司へ。
あなたはまだ上位ではないけれど。
未来のアタシがふっと笑って思い出せる程度には、
成長してくださいな。

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