メキシコ紀行⑦

メキシコ紀行
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カンクン。


シーズンオフのカンクンは酷く閑散としていた。
賑わいに欠けるリゾート地は、まるでバブル後の残骸のようだ。


期待していたカリブ海の色も、
バスクリンというよりは、路上で売られているチープな翡翠に似ている。


本日(5月)のカンクン気温は36℃。
湿度も異常に高い。
潮を含んだ海風がモッタリと身体にまとわり付き、何だか気分を惨めにさせた。


とは云え、せっかく地球の裏側までやって来たのだ。
気分を盛り上げ、まずは、ホワイトビーチに走り出す。


しかし、この日は、爆風が吹いていて、
水着の上に羽織ったシャツが風を孕み、強風で押し戻されてしまう。


匍匐前進(ほふくぜんしん)で進んでみたが、
日本に強制送還される前に、作戦変更。
ホテルのプールサイドへと向かった。


ハルちゃんはラテンテイストのカラフルビキニ。
スリムな身体にピタリと吸い付き、とってもキュートだ。


アタシもこっそりビキニを着用。(←軽犯罪) 
ま、シャツと短パン、脱げないけどね。


「半分ひなた、半分日陰」の奇跡のパラソル下をゲット。
勿論、ハルちゃんが太陽の下、オババが日陰である。


冷たいフルーツジュースが五臓六腑に染み渡る。
あぁ、極楽、極楽~。

プールサイドにて。


極上ホテルライフ。


翌朝。
バルコニーからチラと覗くと、エメラルドグリーンの女神が両手を広げていた。
この時期の女神は気まぐれらしく、刻々とその表情を変えるようだ。


カンクンの北側に位置したこのホテルは、全室オーシャンビューで洗練されたインテリアに室内ジャグジー、ハンモックまで付いているリゾートホテルだ。
時計を外し、心の赴くままに、何もしない贅沢を味わいたい。


食事もチョット感動もの。
メキシコ料理は勿論、イタリアン、フレンチ、和食などレストランの選択肢も多彩である。


中でもエビやタコなど新鮮シーフードを使ったカリビアンフード(地中海料理)は最高!
しかも、オール・インクルーシブなので、ホテル内でのサービスは殆どタダ。
レストランのコース料理も、高級ワインもプールサイドのカクテル、チップさえ払う必要ナシナシなのである。


そして、この良き場所で。
ハルちゃんは今日もよく喋り、よく寝て、今も唄っている。


だけど、何故。

カリブ海で「魔法使いサリー」なのだ???

つづく

バルコニーから臨むカリブ海

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