言語障害。
父が認知症と診断されてから、1年と11カ月が経過した。
子供の欲目か、症状は大きく進行していないように見える。
車の運転はとりやめ、面倒な手続きや大きな買い物は家族がするようにしているが、
一人暮らしの家事全般も含め、日常生活は問題なく送れているようだ。
が、最近、特に、身に沁みて感じるのは、
父の言葉が、咄嗟に出てこなくなったことである。
スピードもかなりゆっくりだ。
会話の途中に、「あー」とか「あれ、何だっけ?」という言葉を、頻繁に挟み込むようになったな。
話の内容は十分理解しているみたい。
だけど、話したいのに、なかなか適切な言葉が浮かばないようだ。
やはり、一人暮らしで、話し相手が家にいないというのが大きな問題なのかな。
でも、そういったご家庭は、沢山あるように思うぞ。
週に1度のデイサービスは、欠かさず行っているし。
家族もなるべく自宅訪問したり、電話をかけたりしているのだが。
アタシも、もっと。
帰省したり、電話しなくちゃだな。

本日のまこメシ。
ちょっとだけ帰省。
ちょっとだけ晩酌。
【残り物でごめんねの父と晩酌のまこメシ。】
・野菜の天ぷら(かぼちゃ/大葉)
・冷やしトマト
・ししとう焼き
・かまぼこ
・温かいそうめん
・ビール

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父の認知症の種類は、血管性認知症で、アルツハイマーも少し出ているとのこと。
特にアルツハイマーは、進行に伴い記憶力や言語能力が低下すると云われている。
本人も、新聞記事を音読したり、「脳トレゲーム」をしたり、出来ることは頑張っているのだが。
そんな中、父が母の神徒壇(仏教でいうところの仏壇)に向かい、
亡くなった母の名を、3度、呼んでいるのを聞いてしまった。
最初は、小さく。
それから、もう少し大きな声で。
最後は、腹の底から叫ぶ感じで。
「〇〇子ーーーっ!!」
父はいつか、母の名まで忘れてしまうのだろうか?
いや、きっと、それだけは忘れない。
そんな気がした。
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