第136柱 『年末詣』

スピリチュアル
※ アフィリエイト広告を利用しております
※ アフィリエイト広告を利用しています

出雲大社 東京分祠。


年末詣(ねんまつもうで)とは、12月中旬頃から大晦日までの期間に、神社や寺院を訪れることである。
今年1年、無事に過ごせたお礼を申し上げ、更に、新年に向けて運気を上げたい人にもおススメなお参りだ。


アタシは、ここ数年、平日に有給をとって、ピンときた神社へ向かうことにしているが。


今年はここ。
出雲大社 東京分祠


縁結びの神として知られる島根県の出雲大社の東京唯一の分祠なのだが。
東京にいながらにして出雲大社へのお参りが叶うなんて、凄いじゃあないか!


(昨年の年末詣はこちら:第107柱 『善きかな。お礼参り』

(一昨年の年末詣はこちら:お礼参りに行こう!

社殿はビルの3階



イケイケの人々で賑わう六本木駅。
ちょいと苦手だ。

六本木ヒルズへと向かう人々をかき分け、2番出口から徒歩1分ほど歩く。
すると、唐突にビルの谷間に「出雲大社 東京分祠」がひょこりと現れる。


何と云うか……。
あまり有難みを感じられない。(失敬!)

気を取り直し、早速、社殿のある3階へと向かう。
まずは手水舎で手と口を清め、次に、「祓社(はらいのやしろ)」で心身も清める。


そうか。
この辺りから、ぐんと空気が変わるんだ。

手水舎
祓社(はらいのやしろ)




この儀式を終えたら、本殿に参拝。

参拝方法は二拝、四拍手、一拝。

出雲大社独自の作法だ。




「今年も無事に過ごせました。ありがとうございます」

「来年は、更に良い年になりますように」



しっかし、年末の平日午前中ともなると、かなり空いている。
神様を一人占めだ。

本殿


おみくじ。


アタシはお参りの後は、必ず、おみくじを引く。
願ったことに関して、神様からの回答を得られるからだ。


ここのおみくじは少し変わっている。
「大吉」とか「吉」ではなく、「訓」の言葉をいただく。
おそらく教訓の「訓」なのだろうな。




訓:夫婦の和は人道の根源、これを守る者は必ず祖神の愛護を受く。




神様。

アタシ、結婚してません。




【広告:大切に処分したいときもお焚き上げ。⇓ 】



本日のまこメシ。


神様も。


たまに間違う。


【年末詣の帰りに大好きな練り物を購入の晩酌のまこメシ。】
・練り物盛り合わせ
・寿司(いくら/イカ)
・生湯葉(豆乳仕立て)
・日本酒(冷酒)



縁(えにし)。


出雲大社の御祭神・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は縁結びの神として、広く知られているが、 縁結びとは単に男女の縁や、人と人を結びつけるだけではない。


仕事との縁。

場所や土地との縁。

お金との縁。


幸福のための素晴らしい「縁(えにし)」を繋げてくれることもある。





そして、この日。
アタシは、この出雲大社 東京分祠で、「あの人」に会ったんだ。


アタシの少し前をゆっくりと歩く一人の女性。

あの後ろ姿。

見覚えのある服や靴。

長い髪の縛り方やゴムの位置。

身長、体格、独特な歩き方。

そして、雰囲気、佇(たたず)まい。



ドキドキしながら、後を追うアタシ。
絶対、「あの人」だよね?


アタシの心臓が激しく鼓動する。
待って、待って!


ふと、「あの人」は、首を少しだけ動かすようにしてアタシの方をチラと見た。
間違いない、「あの人」だ。

















彼女は、約1年前に亡くなったアタシの友人だ。


そう云えば、彼女は神道。
お葬式は、出雲式の作法でやっていたもんな。


びっくりして、彼女を追ったが、階段を左に曲がったら、
もう「あの人」の姿はどこにもなかったのである。





そうか。
だから、今年の年末詣は、ここに呼ばれたんだ。


亡くなっても、大切な「縁」は続くんだな。
解(ほど)けないんだな。

コメント