晩酌

なんでもない日常

あの日の選択。

分かれ道。 「今まで、沢山の選択をしてきたわ」 「あの時、別の選択をしていたら、今とはきっと違う人生になっていたと思うの」 その女性(ひと)はため息をつきながら、遠くを見つめた。 感傷に浸っているところ、申し訳ないのだが。アタシは、心の中で...
なんでもない日常

ぽつり祝日。

勤労感謝の日。 最近、仕事が忙し過ぎて、まるで、気にも留めていなかったのだが。 今日は、勤労感謝の日。1年の最後の祝日だとさ。 そんな大切な祝日を、11時間の睡眠と、溜まった洗濯物と、在宅仕事に追われ、ぽつり、過ごしちまったよ。何だか、侘(...
スピリチュアル

第104柱 『ばいばい、ペコちゃん』

追悼。 ペコちゃんが、逝ってしまった。突然の出来事だった。 ペコちゃんは、仕事関係の友人で、育った環境も、年齢も全く違うけれど。(ペコちゃんについては「第61柱 私のあねご神様『目に見えないもの』」参照) お互い独身、酒好きということもあり...

父の認知症が始まった。#7

実家にて。 「ぎりぎりボケてるらしい」「この前までは、ぎりぎりボケてなかったんだけどな」元気を装っているのだろうか?そう云って、父は明るく笑った。 この三連休を利用して、実家に帰省してみたが、1か月半前に会った父と、今、目の前にいる父と、何...
なんでもない日常

心に北風が吹いている。

強風。 せっかく声をかけてくれた飲み会のお誘いも、断ってしまった。秋の行楽シーズンだというのに、外に出ることさえ渋っているんだ。 最近、色々あり過ぎて、でも、仕事は辟易(へきえき)するほど、忙しくて。 最低限、生きていく上で必要なこと以外は...
なんでもない日常

招かれざる客。

入ってもいいですか? ほら。絶対、そうだ。 素敵な洋服屋の店先をウロウロしていても、「いらっしゃいませ~」と、明るくお店に招き入れて貰えないんだ。 銀座の高級ブランド店の入口に立つドアマンに至っては、1秒で目を逸らしやがったぞ。 招かれざる...
なんでもない日常

元気があれば、何でもできる。

映画『アントニオ猪木をさがして』(ネタバレなし) プロレスも好きじゃない。アントニオ猪木のことも、よくは知らない。 そんなアタシが猪木さんに興味を持つようになったのは、数年前、訪れたレストランで、偶然、彼に出会ってからだ。 猪木さんは、満席...
なんでもない日常

おじさんOLの三連休。

三連休、何をする? 魅惑の秋の三連休。不覚にも、何の予定もない。 いや、いいんだ。むしろ、正解なんだ。 心身ともに疲れ切っちまっている今だから、ライフワークの乱れを3日で鎮められる一世一代の大チャンスなのだよ。 まずは、昼まで寝る。寝る、寝...
なんでもない日常

ぜんぶ壊したくなる。

ストレス。 ダメだ。もう、限界だ。 仕事に忙殺されているせいか、身体が疲れているせいか、 心まで、ずどんと疲れちまっている。 こんな時に、理不尽だな、報われねーな、なんて事が続いたりすると、 ストレスかな。 何だかね。ぜんぶ壊したくなるのだ...
スピリチュアル

第102柱 『満月』

満月の夜に散歩。 今宵、9月29日は、中秋の名月。満月とも重なる、貴重な年でもある。 だから、今夜は、少しだけ散歩に出かけたんだ。 今宵の満月は、たまに雲隠れしていたけれど。 見えた時は、飛び抜けて美しく、雪のように美しい光が、あらゆるモノ...