第66柱 私の母さん神様『お彼岸』

スピリチュアル
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お彼岸。


秋のお彼岸(おひがん)がやって来た。


お彼岸とは、「春彼岸」と「秋彼岸」の年に2回。
それぞれ「春分の日」と「秋分の日」を中日(ちゅうにち)とし、
前後の三日を合わせた七日間のことを云う。


お彼岸の中日(ちゅうにち)は、何とも興味深い日である。
太陽が真東から上り、真西に沈む。
昼と夜の長さが同じなのだ。


そして、スピリチュアルの世界では、
「この世とあの世が繋がる日」とされ、
スピリチュアルメッセージを受け取りやすい日とされている。


ココロ沈めて、
逝ってしまったあの人に、語りかけてみるのはどうだろう?


もしかしたら、
不思議なメッセージを受け取れるかもしれないぞ。



母からの伝言。


うつら、うつら。


夢なのか?
現実なのか?


アタシは、眠りと現実の狭間にいた。



その時、アタシは一人ぽっちで。
何だか、酷く疲れていて。


すると。
白い光の中に、人影が浮かび上がる。











母だ。











黄泉(よみ)の国から訪ねてきたの?
それとも、ずっと前から、そこにいたの?





「もうじき良いことがあるから、もう少しだけ頑張ってみなさい」


それだけ告げると、母は瞬く間に姿を消してしまった。
「気配」のようなものだけは、まだ漂っている。






うつら、うつら。

起きているのか、夢の中か。

うつら、うつら。

母なのか、神なのか。






「それだけ伝えに来たのよ」





今はもう闇の中。

母の声が、響いて消えた。





お母さん。

本当に、良いことなんてあるの?

疲れちゃったよ。

もう、人生を休みたいよ。







だけど。




この世とあの世が繋がる、この不思議な日に。




母がくれた言葉を信じて、




もう少しだけ、
もう少しだけ、


頑張ってみようかな。


つづく

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