第59柱 私のあねご神様『好きな人、嫌いな人』

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映画祭。

その頃。
ある映画祭で、「日本映画の旧作」部門を担当する事となった。


それまで、邦画の旧作を、殆ど観たことがなく。
最初は、「え? クラシック映画のどこが良いの?」と思ったが。


いやいや。
日本映画が娯楽の頂点に君臨していた1950年代頃の作品は、
常識にとらわれない、怪しげで魅力的な作品も多く。
本当に自由で、熱くて、色っぽくて、猥雑で。
現代でも通用する名作・傑作の宝庫である。


黒澤 明 監督
溝口 健二 監督
小津 安二郎 監督
など、巨匠作品に酔いしれて。


大映作品
日活作品
ATG(日本アート・シアター・ギルド)作品
など、時代劇からアクション、アート系まで、わくわくが止まらない。


図らずも。
古い映画の担当になったことで、
新しい世界の扉を開けることとなった。

好きな人。

新しい世界へ誘(いざな)われると。
新しい人々との出逢いも広がってゆく。


映画祭の仕事に携わるようになると。

興行(映画館)、宣伝、配給の方々や、
パンフレット制作の営業さん、デザイナーさん、
ゲストの俳優さん、マネージャーさん、スタイリストさん、
翻訳家さん、ピアノの調律師さん、
実際に映画祭に足を運んでくれるお客様まで、

出逢う人々の数も種類も、無限に広がっていった。


そんな新しい出逢いの中で。
特に、尊敬する大好きな方がいた。
映画評論家の先生だ。

彼は、映画評論家として活動する傍ら、
映画芸術機関で理事や委員長を務めたり、
大学の名誉教授もしていた。

しかも、お洒落で紳士的。
そう。まるでハリウッド俳優のジョージ・クルーニーみたいだ。
(なので、このブログでは、彼をジョージ先生と呼ばせて貰う)



ジョージ先生に出逢って、心の底から感じたことは。

真に偉い人ほど偉ぶらない。
そして、誰にでも平等だ。



絶対に信用できる大人。

この世にいるんだな。


嫌いな人。


世界が広がるという事は、
ジョージ先生のような素敵な人にも出逢えるが。
逆に、「苦手な人」にも、たくさん出逢うという事で。


世の中、どこにでもイヤなヤツはいるし。
ぶっ飛ばしたいほど、理解し合えない人もいる。


神様。
良いコにしてるから、善人とだけ出逢わせてくれませんか?





あねご神様は云う。

「嫌いな人に出逢った時はチャンス。自分のことを見つめる良い機会よ」


人こそ人の「鏡」である。
あんな風にはならないぞと、反面教師に使う場合もあるが。
「映し鏡」で、実は、自分のイヤな姿を映し出していることもあるそうだ。



相手の何がイヤなのか?

そして、それは、自分の内側にも存在していないか?



「映し鏡」は、「波長の法則」と似ている。
同じ波長を持つ者同士が、自然と引き寄せ合い、ご縁を得るのだ。




嫌いな人に出逢ってしまった、そこのアナタ。
おめでとう。
嫌いな人こそ、自分の心を映し出してくれている。

さぁ、成長のチャンスだ。

つづく

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