第142柱 『念』

スピリチュアル
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まっくろくろすけ。


先日、社内で「まさか」の横領事件が発覚し、
あの人は懲戒解雇、慌ただしく会社を去っていった。
(詳細は、え? あの人が横領?を参照)


数ヵ月が経過して、
以前と同じ生活に戻ったような気がするけれど。


だけど、どうも変なんだ。
あの人が使っていたロッカーに「何か」が潜んでいるみたい。


KEEP OUT。


今でも、鍵がかかっていて、
上司以外、誰も開けることが出来ないんだ。


良くない「何か」を感じるんだ。
まるで、殺人現場みたいだな。







ある日、あの人が「私物」を取りに来ることとなり、
準備をするため、上司がひとり、ロッカーに鍵を差し込んでいるのが遠くに見えた。


扉を開けた瞬間、




うっわ!



黒くて丸い、夥(おびただ)しい数の「何か」が飛び出してきた。
例えるなら『まっくろくろすけ』の大群である。


しかも、こちらは、本家の『くろすけ』とは違い、酷く気持ち悪い。
重くて、臭くて、著しく邪悪だ。














ゴーーーーーッツ!










扉を開け放たれた邪悪な『くろすけ』は、上司の身体に激突している。
更に、四方八方に飛び砕け、更なる悪を振りまいているではないか。


しかし、上司には何も視えていないみたいだな。
何事もないようにロッカーの中を確認している。







あれはきっと。


あの人が残した「念」だ。





本日のまこメシ。


上司には。


視えなくて正解。

【清酒で清めたい晩酌のまこメシ。】
・餅入り巾着入り鍋
・サツマイモ チーズソースかけ
・トマトの塩麹和え
・日本酒(清酒)






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後で聞いたら、ロッカーに入っているのは、あの人の「推し」グッズ。
昔の昭和アイドルで、ペンとかレコードとか、今では手に入りにくいモノのようだ。


しかし、アタシだったら、会社のロッカーにそんな私物を置かない。
だいいち、事件を起こした後に私物を取りに来るくらいだったら、「捨ててください」と云うだろう。


なのに、わざわざ会社に顔を出してまで取りにくるというのは、
あの人にとっては、かけがえのない、相当なお宝なのだろう。



あのロッカーには、その「念」が詰まっていた。

執念?

怨念?

「返せーっ」という声が聞こえるようだ。




「念」ってさ、悪い気の方が、強く、重く、その場に残ることもある。
(詳細は、第6柱 私のおじさん神様『残留思念』を参照)


だけど、そんなに強い「想い」を持っているのなら、


是非、思いを実現させる「念願」の方に使って欲しいものである。


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