なんでもない日常

ハズレ。

痛い。 違うんだ。悪いのはアタシの方なんだ。 勝手に、キミに憧れていたんだ。ため息が出るほど、美しかったから。 高望みだって知っていたよ。自分には不釣り合いだってことも。 だけど、キミと歩いてみたかったんだ。どうしても、自分のモノにしたかっ...
なんでもない日常

優秀な人ばかりが勝つわけではない。

勝負。 「優秀すぎないから、オマエを選んだんだ」 これ。昔、アタシが幾多のライバルを出し抜き、某・巨匠の映画制作会社に就職した時に云われた、クソみたいな理由である。 優秀すぎる人は使いにくい。だから、オマエがちょうどいいんだ、と。 失敬な。...
なんでもない日常

洗濯日和。

何を洗う? 野蛮な日差しが降り注ぐ。今日も、洗濯日和になりそうだ。 夏用のシーツを洗ってさ、大きく広げて干してみた。 夜は、友人と出かけよう。暑い、暑いとビールを煽(あお)り、久しぶりの談義に花を咲かせる。 いっぱい、呑んで、いっぱい、笑っ...
映画

アタシが80歳になった時に、遺せるモノや語れることがあるだろうか?

映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(ネタばれなし) シリーズ最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を観た。 やっぱ、タマんねぇ。そして、ハリソン・フォード、すげぇ。 7月13日が誕生日。御歳81歳。あっぱれである。 彼は、...
なんでもない日常

イライラしてもしょうがない。わかってる。

ドア地蔵。 以前の満員電車とまではいかないが。日常の通勤風景が戻ってきた。 そして、ほら、今日もいるよ。電車のドア付近で、全力で自分のポジションを守っているヤツが。 右側に「ドア地蔵」。左側に「ドア大仏」。 ははん。人の迷惑を想像できず、気...
スピリチュアル

第97柱 『厄落とし』

髪を切る。 先日、美容院で髪を切った。 梅雨のじめじめに耐えきれなくなったこともあるが、「最近、なんかツイてねぇーな」という思いもあり、どうしても髪が切りたくなったのだ。 こんな風に、無性に髪を切りたくなったら、それは「溜まった邪気を祓って...
ああ、腹立たしい。

別物だよ。

似て非なるもの。 世の中には、似て非なるものが沢山ある。 「アワビ」と「トコブシ」「退任」と「辞任」「安藤サクラさん」と「江口のりこさん」 (俳優) 「70D」と「85B」 (ブラジャーのサイズ) これらは、一瞬、見誤ることがあるが、全くの...
なんでもない日常

ぞろ目な人々。

偽セレブ。 会社のお中元・お歳暮の手続きは、日本橋・髙島屋に出向くことに決めている。 お行儀の良い店員さんに傅(かし)ずかれ、なんとも優雅で上流階級気分を味わえるからだ。 ふっ。年に2回の偽セレブである。 しっかし。平日の午前中だというのに...
なんでもない日常

夕焼け。

夕焼け。 昔、東京で一人暮らしを始めたばかりのアタシの部屋に、突然、父が訪ねてきたことがある。 「オマエの家の近所を観光したい」 さて、どうしよう?何処へ連れていこう? 父の趣味は、マラソンや山歩きだ。人混みは嫌いで、行列には並べない性分で...
ああ、腹立たしい。

仕返し。

倍返しだ! アク部長が去り、新部長が就任した。 彼は、マジメで細かい性格のようで、周囲は辟易(へきえき)しているが、アタシは結構好きである。 今までシンと冷たかった社内も、少しづつ温かみが戻ってきた気がするんだ。 だから、感謝して、精一杯、...