本日8月15日。
戦後77年目の「終戦の日(終戦記念日)」だ。
平和な日本に生まれ、ぼんやりと育ったまこは、
戦争とは、正直、ドラマやスクリーンの中だけの出来事だった。
だけど。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は止まず、
中国の台湾包囲の軍事演習を目の当たりにし、
哀しい現実を思い知らされる。
決して、対岸の火事ではないことに、遅ればせながら気付かされたのだ。
だからと云って、自分が武器をとる選択は出来ない。
ちっぽけな自分。
大した事は出来ないけれど。
せめて、過去に感謝することを忘れないようにしよう。
今のまこの幸せは、先人の努力の上に成り立っているのだ。
終戦記念日は、「忘れ物」を取り戻しに行く日にしよう。
『ひまわり』
さて。
本日も、映画のネタバレはしないように。
参考にならんことを、勝手にモノ申す。
終戦の日の前後には、
戦争関連の作品が、テレビやスクリーンを飾っている。
まこも、この時期、1作品を選びとり、必ず、観るようにしている。
『戦場にかける橋』(1957年)
『火垂るの墓』(1988年)
『シンドラーのリスト』(1993年)
『戦場のピアニスト』(2002年)
『硫黄島からの手紙』(2006年)
『この世界の片隅に』(2016年)
『1917 命をかけた伝令』(2020年)
『私は貝になりたい』(1959年、2008年) などなど。
ニッポンジンとしては、やっぱ、『火垂るの墓』に勝るものはないと思っている。
が、『この世界の片隅に』も、かなりおススメだぞ。
で、今年の1本は『ひまわり』に決めた。
1970年製作のイタリア映画である。
第2次世界大戦によって引き裂かれた男女の悲しい愛の物語。
公開当時、日本でも、イタリア映画としては異例のヒットとなった名作らしい。
が、恥ずかしながら、まこは内容を知らず、全くの初見である。
特筆すべきは、ソフィア・ローレンの美しさ。
ヘンリー・マンシーニの甘く切ないテーマ曲。
そして、劇中の地平線まで広がるひまわり畑は、今まさに激闘が続いているウクライナ南部のヘルソン州だとされている。
うぢゃぁーー。
全てが切ない!
映画『ひまわり』は、最新のデジタル技術で修復されて、全国各地で上映中である。
その他、テレビ放映などもしているようなので、興味のある方は、是非、チェックしていただきたい。
戦争は、もはや、他人事ではない。
DNAがそう叫んでいる。
だけど。
願わくば。
未来では、優しい日々が、待っていてくれますように。
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