親孝行したい時には親はナシ。
一泊二日で、父と姉夫婦とアタシの4人で温泉旅行に出かけた。
「親孝行したい時には親はナシ」と云うしな。
父が認知症と診断されてから、約1年6カ月が経過したが、
今のところ、症状が大きく進行したという実感はなかった。
が、実家を飛び出し、旅の中で父を観察していると、
改めて、気付かされることも多い。
車のシートベルトは、一人で外すことは出来るが、
着用は、何度教えても、一人では出来なかった。
トイレ事情に不安を抱える父は、
就寝用に介護用防水シート(おねしょシート)をこっそり持参していたようだ。
宿の大浴場は、普段と勝手が違うせいか、「一人では入れない」と云い、
姉の夫が付きっきりで、手助けしてくれていた。
薄々感づいてはいたが、
本当は、父は、不慣れな場所になどに遠出はしたくはなかったのではないか?
親孝行?
思い出作り?
いやいや。
正直、子供たち(姉とアタシ)の「自己満足」でしかないかもな。
父の喜ぶ顔は見たいけれど。
自分たちが、後悔したくないだけじゃないのかな。

本日のまこメシ。
伊香保温泉で有名な365段の石段を。
アタシより父の方が早く昇りきった。
【アタシの方がヤバイの昼飯のまこメシ。】
『水沢うどん 大澤屋』
・うどん つゆ2種セット
・舞茸の天ぷら

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結果的にはとても愉しい旅になった。
皆で、沢山話したし、沢山笑った。
だから、親孝行でも、自己満足でもいいじゃないか。
じわじわと広がる「要介護」ではないが「要支援」の重み。
少しづつ、
本当に少しづつ、
何かが忍び寄ってきている気がするんだ。
じっとしてはいられない。
家族が一緒にいられる時間には、限りがあるのだから。
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