父の認知症が始まった。#43

※ アフィリエイト広告を利用しております
※ アフィリエイト広告を利用しています

親孝行したい時には親はナシ。


一泊二日で、父と姉夫婦とアタシの4人で温泉旅行に出かけた。
「親孝行したい時には親はナシ」と云うしな。


父が認知症と診断されてから、約1年6カ月が経過したが、
今のところ、症状が大きく進行したという実感はなかった。


が、実家を飛び出し、旅の中で父を観察していると、
改めて、気付かされることも多い。


車のシートベルトは、一人で外すことは出来るが、
着用は、何度教えても、一人では出来なかった。

トイレ事情に不安を抱える父は、
就寝用に介護用防水シート(おねしょシート)をこっそり持参していたようだ。


宿の大浴場は、普段と勝手が違うせいか、「一人では入れない」と云い、
姉の夫が付きっきりで、手助けしてくれていた。


薄々感づいてはいたが、
本当は、父は、不慣れな場所になどに遠出はしたくはなかったのではないか?




親孝行?
思い出作り?


いやいや。
正直、子供たち(姉とアタシ)の「自己満足」でしかないかもな。


父の喜ぶ顔は見たいけれど。


自分たちが、後悔したくないだけじゃないのかな。


本日のまこメシ。


伊香保温泉で有名な365段の石段を。


アタシより父の方が早く昇りきった。


【アタシの方がヤバイの昼飯のまこメシ。】
『水沢うどん 大澤屋』
・うどん つゆ2種セット
・舞茸の天ぷら




【広告:離れて暮らす親を見守りたい。⇓ 】




結果的にはとても愉しい旅になった。
皆で、沢山話したし、沢山笑った。
だから、親孝行でも、自己満足でもいいじゃないか。


じわじわと広がる「要介護」ではないが「要支援」の重み。
少しづつ、
本当に少しづつ、
何かが忍び寄ってきている気がするんだ。


じっとしてはいられない。


家族が一緒にいられる時間には、限りがあるのだから。


コメント