ドリアンの危険な誘惑
バンコク5日目。
HISのオプショナルツアーを利用し、郊外の「ダムヌン・サドゥアク水上マーケット」へ。
ツアーメイトは、関西弁のおじ様、キュートな東大生くん、まこの3名。
勿論、全員初顔合わせ。
デコボコトリオである。
水上マーケットは、西欧圏では見られないアジアならではの魅力に溢れる光景だ。
茶褐色の運河を、エンジン付きの小さな舟で悠々と走る。
マングローブを抜けると、川沿いには、仏塔や住居が点在し、生活の一部も垣間見られる。
意外と言っては失礼だが、皆、綺麗な家ばかりだ。
暫くすると、桟橋に到着。
河童の如く、ふらふらと陸に上がる。
見ると、陸からも買い物が出来るよう、商品を積んだ小舟がたくさん接岸している。
雑貨、食料品、日用品などを売る舟の間に、食堂舟も浮いている。
選り取り見取りのマーケットだ。
中には、小舟をチャーターし、自由に移動しながら、お目当ての品を選んでいる金持ち観光客もいる。
関西のおじ様、アタシの為に、チャーターしてくれないかな?
してくれる訳ない!
なので、仕方なく、自分で食堂舟をロックオン。
ビビリながらも、美味しそうな麺料理をオーダーしてみよう!
1.まずは、麺を4種類の中から選ぶ。
・センヤイ(きしめんの太さ)
・センレック(パスタくらいの太さ)
・センミー(そうめんの太さ)
・バミー(中華麺)
2.そして、汁あり(ナーム)又は、汁なし(ヘーン)を選ぶ。
結局、じぇんじぇん違いがわからないので、聞いた事のある「バミー・ナーム(汁ソバ)」を注文。
お姉さんが、最後に謎の赤い汁(おそらく唐辛子)をふりかけようとした所で、満を持して、さぁ、このタイ語を繰り出そう。
「コー・マイ・ペッ・マーッ(辛くしないで!)」
これだけは、死守する。
ひと口、ぱくり。
ああ。
う、旨い!
そして、安い!
更に、お姉さんも良い人!
今回の旅、最大級のオッケー牧場!
ガッツにも食べて貰いたい。
腹を満たした後は、ツアーメイト3名+ガイドのチャイさんと楽しくお喋りタイム。
旅の情報など、交換し合う。
皆さんは、聞いたことがあるだろうか?
ドリアンとアルコールを一緒に食すと死ぬ?という「噂」を……。
ドリアンとアルコールを一緒に摂取すると、胃の中で混ざり合い、急激に発酵し、発熱・膨張し、大変危険なのだと。(byチャイさん)
ドリアンとアルコールの食べ合わせについては、医学的には解明されていないそうだ。
真偽のほども気になるが、これを聞いたおじ様が激しく動揺していたのが、もっと気になる。
あなた、ヤリましたね。(にやり)
つづく
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