魅惑のマンゴー
バンコクは、想像以上に大都会だ。
高層ビルが立ち並び、地下鉄、モノレールも綺麗に整備されていて、時間も正確、安全だ。
数多くの巨大デパートの中に、映画館(シネコン)、水族館、プラネタリウム、スケートリンクまであり、その全てが東京とは比べモノにならない程、巨大で煌(きら)びやかだ。
バンコク4日目。
サイアム地区にある繁華街「サイアム・スクエア」周辺をそぞろ歩く。
若者も多く集まるバンコク随一のファッション・タウンだ。
買物と合わせて食事や食べ歩きも楽しみたい。
デート中の恋人たちを横目で見ながら、今日もひとり闊歩する。
街を歩くバンコク女子は、とってもお洒落。
トレンドは、ひらひらワンピースにパンプスらしい。
そう言えば、マレーシア女子もそんな感じだったな……。
熱帯らしかぬ美白が流行のようだ。
そして、本日のお目当ては、 「Mango Tango(マンゴ・タンゴ)」 。
日本でも出店されているマンゴ・スイーツの専門店だ。
せっかくなので、フレッシュ・マンゴーを本場で味わいたい。
ちなみに、注文の仕方は至って簡単。
メニューは、日本語もあるので、心配ご無用である。
1.店内に入ったらカウンターへ。
2.注文を伝える。(メニューを指さしてもO.K.)
3.紙を渡されるので、そばのレジに紙を渡してお会計。
4.番号プレートを渡される。
5.空いている席に座り、マンゴーをじっとりと待つ。
早速、お店人気No.1メニュー「マンゴ・タンゴ」をオーダー。
マンゴーアイス、マンゴープリン、フレッシュマンゴーがワンプレートになった贅沢デザートだ。
ひゃあ~! これ、うンまい!
ねっとりマンゴーは、まさしく食べごろ。
アイスはさっぱり上品で、口溶けが凄く良い。
マンゴープリンとホイップを絡めていただく幸せ。
ダメだ。これ、永久にイケるヤツだよ~ん。
ウハウハとひとりで喜んでいたら、キュートなスタッフのお姉さんが、近くに来てお話してくれた。
「マンゴーの旬の時期に来てくれてありがとう。YOUはラッキーですよ」
あなたと出逢えたことも、ラッキーです。(涙)
でろでろと流れ出るマンゴーの肉汁を堪能しながら、人の優しさに涙ぐむアタシであった。
つづく
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