独身OL

スピリチュアル

第178柱 『雛人形が泣いている』

ひな祭り。春の訪れを感じても、まだ眠りの中。光届かぬ箱の中で、静かな時を過ごしている。埃(ほこり)を被(かぶ)り。皆に忘れられて、少し淋しい。かつては愛(め)でられ、大切に飾られた存在なのに。今は、押し入れの奥で、自分の出番を待ち続けるだけ...

父の認知症が始まった。#55

実家どうする問題。遠い日の故郷の空。草の匂い。愉しかった幼い頃の日々。思い出は色褪(あ)せず。時は流れ、親も老い、今は父が一人、ぽつり、暮らしている。アタシは、いまだ独身で。東京で一人、賃貸暮らしをしているが。結婚して実家を出た姉が、ふとア...

父の認知症が始まった。#54

年をとるということ。連休に、実家へ帰省。父の顔を見るなり、「あれ?痩せた?」と思ったんだ。聞いてみると、歯の調子が悪いとのこと。たまに、痛くなり、食べることが億劫(おっくう)になっているみたい。昔から、虫歯もなく、丈夫な歯が自慢の父。今でも...
なんでもない日常

洗い物は面倒だけれど、忌み嫌ってもいない。

洗い物。洗い物、それは毎日の営(いとな)み。汚れた食器に、ため息ひとつ。一人暮らしだもん。自分で洗うしかないよね。狭いシンクに鍋や皿が積み上がるたびに、罪悪感も重なっていく。「食べ終わったらすぐに洗うがマイルール」なんて、いったい誰が云った...
なんでもない日常

さよなら、バレンタイン。

遠い日のバレンタインデー。小さな蕾(つぼみ)も、いつか花開くと信じていたよ。甘い香りは、遠い記憶。あの日、放課後の体育館で、ひとり、キミを見つけた。胸の高鳴り。切ない片思い。勇気がなくて、渡せなかったチョコレート。ほろ苦い想いが、少しだけ甦...
なんでもない日常

忙しさは人を変える。ひしひしと感じている。

追われる日々。わざわざ平日に休みをとり、銀座に買物に行ってみた。どこも人が少なく、快適だ。普段は、土日休みのアタシにとって、行列、混雑は当たり前で。「おもてなし」とは程遠い雑な接客でも、しょうがないと思っていたよ。だけど、平日の昼下がりは、...
スピリチュアル

第177柱 『試練』

試練は罰?ふと立ち止まり、空を見上げる。青空、凍空(いてぞら)、花曇(はなぐもり)。人生にも、色んな表情の空がある。最近のアタシの空は、狐日和(きつねびより)。照っているかと思えば、雨が降ったりと、一定しない空模様なんだ。頑張っていても、い...
なんでもない日常

あん? タイミングを計りたまえ。

空いた皿をすぐに下げる人。空いた皿を、素早く下げるその仕草は、まるでダンスを踊っているよう。店員の眼差しは鋭く、けれど迷いもなく。片付けられたテーブルの上は、寂しさだけが広がっていく。客への気遣い?それとも、店の効率?嬉々として、プロの仕事...

父の認知症が始まった。#53

親の老いを受け入れられない。幼い頃は、父が世界で一番頼りになる存在だった。どんな時もアタシの手を強く握り、守ってくれると信じていた。だけど、そんな父も年齢を重ね、年々、身体が小さくなっていく気がする。そして、父が認知症と診断されてから、約2...
なんでもない日常

食欲が止まらない。ヤバい?

食への欲が止まらない。「食べると太る」と分かっていても、抗(あらが)えないこの気持ち。これは、ココロの声?それとも、魂の叫び?肥える身体とは裏腹に、ココロははずみ、引き寄せられてしまう。今、お昼を食べているのに、夜はアレを食べたいなと考えち...