遺跡の街で、オッパッピー
バンコク3日目。
バンコク市内から1時間ほど車でひた走る。
世界遺産「アユタヤ&バンパイン宮殿」へ到着だ。
アユタヤは1351年に建都されてから1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた大都市だ。
チャオプラヤー川とその支流に囲まれた地形は水運に恵まれ、ヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市としても繁栄した。
壮大な歴史が眠る遺跡の街・アユタヤを、心ゆくまで堪能したい。
まずは、緑が美しい庭園の中にそびえる「バンパイン宮殿」へ。
1637年アユタヤ王朝第24代のプラサート・トーン王によって建設され、歴代の王たちの夏の離宮として使われた。
タイの伝統的な建築様式だけでなく、ステンドグラスを取り入れた西洋様式や、色とりどりの中国洋式なども織り交ぜた、豪華で美しい宮殿だ。
次は、アユタヤ王宮内にあった最も重要な寺院「ワット・プラシーサンペット」、
木の根に埋もれる仏頭の姿が有名な遺跡「ワット・マハタート」、
草原地帯に全長28メートルの巨大寝釈迦仏が横たわる「ワット・ロカヤスタラーム」などを散策。
過去の繁栄ぶりを偲ばせる遺跡は、どれも巨大で、興味深く、そして寂しい。
かつては黄金に輝く荘厳な仏塔も、今は廃墟となり、頭部がない仏像や崩れ落ちた建物が心をざわつかせる。
東京も、いつか遠い未来に廃墟と化し、「古都」と呼ばれる日が訪れるのであろうか?
最後は、初代王ウートンの菩提寺「ワット・プララーム」へ。
寺院を囲む池の周辺は、「プララーム公園」となり、現在、アユタヤ市民の憩いの場となっている。
そして、「ワット・プララーム」では、象に乗って遺跡を巡るツアーに参加。
日傘をつけた像の背中に揺られて、ちょっこり王様気分た。
象使いのお兄さんが「オッパッピー!(←小島よしお)」と叫ぶと、象もそれに呼応して吠え叫ぶのも面白い。
ちなみに、お兄さんも象さんも海パン一丁というわけではない。
その後、あまりの暑さに、ココナッツアイス(約50円)を所望。
続けてフレッシュマンゴージュース(約200円)にも手を伸ばす。
こうなりゃ、アユタヤ名物・シルク煎餅も食べちゃうぞ。
どれもこれも、本当に「アローイ!(美味しい)」。
勿論、ビオフェルミンS錠も手放さない。
今のところ、快調!快調!
心強い旅のパートナーだ。
つづく
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