親の認知症

父の認知症が始まった。#50

人生100年時代?父が認知症と診断されてから、ちょうど2年が経過した。まぁ、父にしてみれば、診断される数年前から不安もあったようなので、実際は発症からもっと経過しているかもしれないな。個人差はあるが、認知症発症後の「寿命」は、おおむね5年~...

父の認知症が始まった。#49

言語障害。父が認知症と診断されてから、1年と11カ月が経過した。子供の欲目か、症状は大きく進行していないように見える。車の運転はとりやめ、面倒な手続きや大きな買い物は家族がするようにしているが、一人暮らしの家事全般も含め、日常生活は問題なく...

父の認知症が始まった。#48

認知症ってどのくらいのペースで進行するの?認知症は、「前兆」「初期」「中期」「末期」と進んでいき、重症化するにつれて様々な症状が現れるようになる。進行スピードには、勿論、個人差がある。ゆっくりと症状が進む人もいれば、一気に症状が悪化する人も...

父の認知症が始まった。#47

寝たきり老人。スウェーデンには、寝たきり老人は一人もいない、という記事を読んだことがある。胃ろう(※)の患者も殆どいないそうだ。※胃ろう=手術で腹部に小さな穴をあけ、チューブを通し、直接、胃に栄養を注入する医療処置のことその理由は、明快だ。...

父の認知症が始まった。#46

認知症の初期症状。初めて、父の異変に気付いたのは、父がレジで1万円札ばかり出すようになったときだ。簡単な計算が出来なくなっていたのかもしれないな。引き出しの中に、小銭(おつり)の山を見つけた時には、震えが止まらなかったのを覚えている。アタシ...

父の認知症が始まった。#45

父が認知症になって思うこと。父が認知症と診断されてから、約1年8カ月が経過した。現在は、要支援1。7段階ある要介護認定の中で、最も軽い状態である。勿論、軽いからと云って、安心していいわけではない。が、目も当てられないほど、辛い状態でもないの...

父の認知症が始まった。#44

忘れもの。父は、認知症の進行予防として、毎日、新聞やチラシなど、声に出して読むことを怠らずにやっている。実際、音読をすることで、脳が活性化され、認知症の改善 及び 予防に効果があるそうだ。先日も、実家に帰った際に、隣の部屋から、大きな声で、...

父の認知症が始まった。#43

親孝行したい時には親はナシ。一泊二日で、父と姉夫婦とアタシの4人で温泉旅行に出かけた。「親孝行したい時には親はナシ」と云うしな。父が認知症と診断されてから、約1年6カ月が経過したが、今のところ、症状が大きく進行したという実感はなかった。が、...

父の認知症が始まった。#42

老衰。「オレは老衰を目指す」ある日、父が高らかに宣言した。病気や事故ではなく、老衰で「寿命をまっとうする」のであれば本望だと。「老衰」とは年齢を重ねるにつれて、心身の機能が徐々に衰えていく状態のこと。近年、医療の発達により、老衰で亡くなる方...

父の認知症が始まった。#41

パンドラの箱。父は、典型的な「昭和の男」である。不器用でシャイだが、人情深くもあり、家族サービスも怠らず、定年まで勤め上げた真面目な人である。が、一方で、亭主関白で家事は一切しない。いつも母に威張り散らしていたな。手をあげることは、決してな...